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ピンポイント改善の難点

数年前から、介護ロボ(いわゆるマッスルスーツ)の話をききます。
色々な大学等で研究されていたものが民間企業でも製品として扱うようになり国や自治体からも補助金が出るなどして実際に介護の現場に導入されているようです。

パワーアシスト機能で重い荷物も一人で軽々持つことができるという謳い文句は傍目にはとても便利なように感じます。

ですが、実際の現場ではそうもいかないようで、装着に時間や手間が掛かるため、要介護者が「トイレに行きたい」と言っても間に合わなかったり、複数の作業を並行して行うことに支障が出るなどでなかなか活用に至らず、宝の持ち腐れ状態の事業所もあるそうです。

我々が扱うシステムも、お客様の業務を楽にするのが基本です。
「この作業はここをこうすれば楽になります」といったピンポイントの対応に留まらず、全体の業務の流れの中で業務負荷が軽くなるように考えて提案していかなければ、本当の改善とは言えないのではと思いました。