ネットで「味覚」を共有する
最近、何もないスプーンを口に含んでおいしいというコマーシャルを見た事はないでしょうか。
わたしはまだまだ未来の世界だと思っていたのですが、実際に開発は結構進んでいるそうです。
勘違いするのは、「味」を共有するのではなく、「味覚」を共有するという事です。
何かというと、「味」はその人が感じる思いですので、人によって「味」は変わるという事です。
対象者の基準に合わせる事によって、自分ではおいしいと思っていても対象者には地獄のような味に思われているかもしれません。
どのようによいかというと、まず相手と自分の味の感じ方をキャリブレーション(調整)する必要があります。
これは、検査などの厳密なものではなく、ざっくりとしたアンケートに答えていく形で「ゴーヤが苦手だ」だったり、「ブラックコーヒーが苦手だ」といったような設問に対し、「全くそう思わない」から「非常にそう思う」までの5段階で回答していく方式。
この結果に基づき、「苦味」「甘味」「酸味」「塩味」「うま味」の感じ方の強弱に基づいた「味覚感度」を作成します。
再現は、味の基本となる上記5つを調合し、それを出力する形です。
この技術を応用すれば、それぞれの人に合わせて最適な味をチューニングすることもできそうです。
この技術はドコモが進めていますが、何故ドコモがこんな開発をしているのか。
それは通信技術が6Gになった際、こんな技術が可能になりますよというケースを見せる為です。
商品化は2030年頃を目指しているそうです。
また、触覚も感じる事ができる技術を研究しているそうです。
通信技術が進むことにより、色々な技術が進みそうです。