食中毒
4月が近づき、温かなシーズンも徐々に近づいていますが、まだまだ寒い時期が続いています。
寒い時期にインフルエンザやノロウイルスなどが多いのは、ウイルスが乾燥・低温の状態だと繁殖しやすいそうです。
ウイルス対策の基本は手洗いとうがいになりますが、料理の場合はそれだけではいけません。
ニュースを見ていると、最近兵庫県で同じ場所で飲食をされていた40人以上の方がノロウイルスにかかったそうです。
私は最近よく電子レンジを使って蒸した鶏肉をよく食べています。
子供の時にはあまり焼けていない部分などがあっても、別に大丈夫かと食べることがありました。
ただし鶏肉は特に生の部分には人に強い被害を与えるウイルスが潜んでいることがあります。
それは「カンピロバクター」と呼ばれるウイルスで鶏肉によく潜んでいるらしく、被害事例としては特に刺し身やタタキなど生の食品を食べた後に検出されることが多いそうです。
ノロウイルスと違い、その被害は後遺症となるケースもあります。
2012年頃から牛の生レバーが食品衛生法により禁止になりましたが、こちらにも同様のウイルスが検出され、生で食べることによるリスクを取り除くことができないからといわれています。
昔から両親に生焼けの部分があったら焼き直すように言われていたので、あまり気にせずにそうしてきましたが、こうした理由があることは知りませんでした。
他にはスープやカレー、シチューといった肉が使われている料理だと食中毒も多いです。
特に今挙げた料理は鍋底の酸素が薄い部分にウイルスが発生するらしく、このウイルスは加熱による殺菌ができません。
対策は鍋底の酸素が薄い部分を作らないように料理することに料理中によくかき混ぜるだけで対策となります。
これなどは普段の料理の動作として行っているため意識したことがない人が多いかもしれません。
インフルエンザやコロナなども恐ろしいですが、食中毒も最悪命を落とすケースもあります。
もう少しで温かくはなっていきますが、季節を問わずに料理を行う際には意識したほうが良いかもしれません。