相対的であるということ
最近に知ったのですが、もっとも身近にアインシュタインの相対性理論を証明、いや、活用している例がカーナビだそうですね。
これは、すでに充分すぎるほど議論されつくされていることらしく、うかつにアンチ相対論者にこのことを言うと辛辣に全否定されるとも聞きました。
かいつまんで言いますと、GPS衛星はその移動速度が超高速であることで(特殊相対論により)時間の進み方が遅くなり、同時に、地球の重力の影響をあまり受けない高度にいることで、(一般相対論によって)地上よりも時間の進み方が速くなるという、特殊相対論と一般相対論がもたらす互いに逆の効果を受けており、この相対論的補正をしないでいるとカーナビが示す位置情報がうんとずれてしまう、というものだそうです。
とても興味深かったので、それぞれの主張を門外漢にもわかるように紹介している量子物理学の本で読みかけたのですが、大事なところになると結局はどちらも数式での勝負になり、それ以上理解しようとするのは断念しました。
しかし、こういった入門書で必ず紹介されているアインシュタインの例え話-これも有名な「熱いストーブの上に手をかざした一分間とかわいい女の子と一緒にすごす一時間の感じられ方の違い、これが相対性理論です」というもの-を読んだときに「なるほど」と思ったことはとてもわかり易かったです。
つまり、自分には、常日頃「すばらしく洗練されている」と感心しきりのMacintosh、それがBootCampやVMWareなんかでWindowsを動かしたらその途端!一気に「ダサい」マシンに変身するという現実です。
またマック信者の記事になってしまいましたが、一度「ウィンドウズマシンになった」マックを見てみてください。
きっと同じことを実感されることウケアイです。