液晶技術の進歩について
ごく最近にアップルのサポートページを見ていて、画期的と呼べるものを発見しました。
それは、ごくひっそりと更新された、液晶のドット抜けに対するアップルサポートの対応についての案内でした。
たとえばインターネットの掲示板で、運悪くドット抜けの製品を購入してしまった人がメーカー/販売店に問い合わせた結果、「歩留まりがどうこう」「ユーザーのために安く提供するためには云々」と、延々と製造側の事情を説明された挙句に泣き寝入りし、それに納得がいかず質問を投稿してそこでドット抜けの「ド」でも言おうものなら、メーカーの人間とおぼしき人物からとてもヒステリックに「それは仕様です!」と、ほとんど罵声に近い書き込みが相次ぐという何か釈然としない状況は今も変わらないようですが、ついにアップルのサポートに、要約しますと、「2010年以降に発売された液晶ディスプレイであればアップルサポートで取り除けるかもしれない」という内容が掲載されました。
これまで、台湾のASUSが日本で販売する自社ノートPCにドット抜け保証をデフォルトで付けていたり、韓国のLG電子が、5年ほど前に話題になったサムスンの「TFT液晶のドット抜けゼロ宣言」(これは韓国内のみ)以降、こちらは日本でもドット抜け保証に対応していたりと、一部のメーカーでは対応できているものがなぜ他のメーカーでは対応してもらえないのだろうと思っていたのですが、アップルがそうならちょっと光明が見えてきたような気がします。
ドット抜けに関する議論はさておき、これは、それだけ品質が良くなったのだととらえてよいのでしょう。
(たしかに自分の周りでも、「ハズレの液晶」の割合が少し減った気がします。)
そろそろ、アップルのLEDバックライト付きのノートブック購入を検討しようかと思い始めた出来事でした。