違う視点からの改善
先日、ネットニュースなどで殺虫剤のパッケージに関する記事がありました。
殺虫剤といえば、お店の売り場に並んでいる時は「何に効くのか」をはっきりさせるため、害虫のイラストや記号化されたマークでパッケージに記載されています。
今までは購入して家に置いてもパッケージはそのままで、害虫が嫌いなユーザーにとっては「イラストであっても見るのが辛い」・「お客さんに見られたら”害虫が出る家だ”と思われてしまうのでは」との思いから、目に付きにくい場所に隠したりしてとっさの時に使えない場合もあったようです。
今回発売された新パッケージは、中身の薬剤はそのままで外側のビニールを剥がすとシンプルなデザインに変わるようになりました。
害虫を連想させる表示が無くなっただけですが「これならキッチンに置いても気にならない」とSNSなどで評判になったそうです。
従来、商品の改善というと新機能の追加や本体そのものを変えようと試行錯誤しがちですが、本体は変えなくても外見だけ変えることで改善に繋がるのかと感心しました。
IT業界では市販ソフト以外ではパッケージを気にすることはありませんが
画面の見た目だったりデータの表示方法を工夫することで
お客様に「新しくなった」と感じてもらうこともできるのかなと思いました。