後の事を考えた設計
ネットスラングで「神エクセル」という言葉があり、話題になっています。
これは見た目にこだわりすぎた結果、紙に印刷したときのことしか考えられておらずデータを二次利用しようと思ったらコンバート等の手間が発生する官公庁でフォーマットが公開されているExcelのことで「紙エクセル」を揶揄して「神エクセル」や「ネ申エクセル」と呼ばれるようになったようです。
役所などで書類を書くとき、1マスに1文字ずつ書いていった経験は誰でもあると思います。
書類の電子化で書類がExcelになっても、イメージもそのままデザインしたために1文字ずつの入力にも手間がかかり、そのデータを集計などに利用しようとしても手間がかかるということでこれを改善しようという動きがあるようです。
他にも、1つのセル内に数値と単位を一緒に入力していて合計や平均が計算できなかったりExcelに限らずWordでもちょっとした操作でレイアウトが崩れてしまい再提出を要求されるなど、書類を提出する側にもされる側にも負担となっているとのことでです。
書類を電子化して管理しやすくしたり、誤読を防いだりなど良い点もあったと思いますが、ただ紙の時のデザインを踏襲するだけで無く、もう一歩踏み込んで「集めたデータの活用」も考慮した設計ができていればと思いました。