炎上と対応
TVCM等でご存知の方もいるかと思いますが『中高生専用SNSアプリ』というものがあり、その公式アカウントが炎上騒ぎになっていたので気になって観察していました。
この『中高生専用SNSアプリ』ですが、ダウンロードページに”中高生以外は絶対にダウンロードしないでください”と注意書きがあったり
ユーザ情報の登録でも中学1年~高校3年の範囲しか選択できないなど徹底されていたようです。
機能としてはtwitterとLINEと動画サイトを一つにしたようなもので
様々なコミュニティができ、結構な人気があったようでした。
ただ「中高生を危険から守るため」という名目で運営側の監視が異常に厳しく
・運営を批判するような投稿を行うとアカウント停止
・アカウントを復活させるには反省文を書いて運営に提出
・アプリ外のLINEやtwitterでの投稿も捕捉・監視される
といった行動が「恐怖政治ではないか」と内外から問題視されていました。
twitter上の公式アカウントでは違反ユーザに対して警告や反省文の要求を行っていましたが、ある時警告の中で「○○県 ○○○○」と居住地とフルネームをツイートしてしまいさらに炎上を広げる結果になってしまいました。
後の話では運営を行っていた会社では、ミスや不祥事を起こした社員の処分等を実名で社内広報する風土があったようで、同じ感覚でやってしまったのではないかということでした。
最初の炎上騒ぎになったときに、twitterのトレンドに上がったりネット上にまとめ記事ができたりと、運営側にも炎上していることは分かっていたはずですが沈静化の手段を取らず、結果さらに炎上して最終的にサービス自体が終了してしまいました。
ITCもtwitterアカウントを持っていますが、現在は炎上できるほど活用はできてない状態です。
それでもいつ、いかなる理由でバッシングの標的になるかは分かりません。
炎上しないに越したことはありませんが、炎上してもすぐに沈静化できるように対策と心構えは必要と感じました。