砂電池について
現在、世間ではクリーンエネルギーとして太陽光発電や風力発電に注目が集まっています。
ただ、これらの再生可能エネルギーはいつでも発電というわけにはいかず、どうしても化石燃料の安価かつ大容量の発電には及んでいないのが現状です。
その中で、フィンランドの企業が世界で初めて砂に熱エネルギーを蓄える「砂電池」の商用運転を開始したそうです。
どういうものかというと、砂ベースの熱エネルギー貯蔵装置(幅が4メートル、高さ7メートル)で、断熱タンクの中には100トンの砂、中心にある熱交換器で加熱することで8メガワット時(公称定格100キロワット)に相当する熱エネルギーを蓄えることが可能とのことです。
貯蔵した熱エネルギーは必要に応じて取り出すことができるので、この熱を周辺地域の暖房システムに供給し、建物の暖房や温水プールなどに役立てているそうです。
砂は乾燥していて可燃性のゴミが混じっていないという条件さえクリアしていれば使用可能だそうで、消耗品を使わない完全自動運転なのでコストも非常に少ないのが特徴だそうです。
砂を電池として使えるとは誰でも考えられるものではないと思いました。
ましてや、商用運転の開始がされ始めています。
世間の流れをいち早く知っておけるように、常に情報のアンテナを張っていければと思います。