紙ストローから考える環境問題
先日、久しぶりにマクドナルドでご飯を食べたところ、ジュースが紙ストローと蓋のない状態が提供され、環境に対する企業の取り組みを感じました。
以前にインターネット上でマクドナルドの紙ストローについて話題になりました。
話題となったのは主に紙ストローの味の悪さからです。
そこではあまりプラスチックから紙への変更理由については書かれていませんでしたが、非再生可能資源であるプラスチックが環境に与える影響については問題視されており、紙ストローはプラスチックストローの代替品として環境に優しいとされています。
しかし実際のところ、紙ストローは紙で作られており、その原材料には木が含まれるため、二酸化炭素の排出量の関係でプラスチックよりも環境に悪いとする意見もあります。結論として、どちらのストローも生産によって環境への悪影響が必ずあるということです。
地球環境の観点から言えば、洗浄して何度も使い直し可能なストローが一番良いとされています。しかし、お店側としては運用が難しいため、プラスチックから紙にストローを変更することは、企業側ができる可能な範囲での環境問題に対する取り組みです。
その一方で、紙ストローは味の意味でも、前述した通り環境問題に対する取り組みとしての意味も薄く、消費者側からの評判はよくありません。
それでも企業として何らかの環境保全の活動を行う必要があるからこその紙ストローだと思います。
今はまだプラスチックから紙への交換で済んでいますが、やがてはストロー自体をゼロにしていく流れがあると思います。
昔から当たり前にあったものが、環境に対してはどのような影響を与えているか。
利用ユーザーの環境への意識なども関係していると思いますが、これを考えることで、次になくなっていく物やサービスが予想できるかもしれません。