営業ツールとしてのIPAD、ANDROIDタブレット
システムの営業の大事なプロセスとして「デモ」があります。
お客様に営業所まで来ていただいて実演していた時代を思いますと、ノートPCでデモ環境を持ち歩けるようになったことだけでも充分有難いのですが、プロジェクタを使って大きな画面で見ていただく場合を除き、いろいろな制限のためにうまく演出効果をあげられないことがあります。
画面がどうしても暗かったり光源が映り込んだり、そもそも、画面自体が小さくてアピールしたい内容を伝えきれない、などなど。
そんなとき、実際にiPadを活用した営業を見せてもらう機会があり、iPadやタブレットPCを使えばもっと有効に情報をお伝えできるということに今更ながら気がつきました。
一見大した違いはないように思えますが、まず、製品自体が薄くて軽いので、ノートPCを「よいしょ」と持ち上げて画面を見ていただくような場面でも、iPadであればそれ自体をお客様に手にとっていただいてじっくり見てもらえます。
そして決定的に違うのは、キーボードではなく画面に表示されたものに触れて(直接操作して)思うがまま見てもらえるということです。
画面にタッチするという方式もここまで進化してくると、一点をポイントするだけの時代とは比べ物にならないほど、こちらの意思に沿った操作が思いのままに
できます。
この、画面のマルチタッチという操作方法がまさに革命だと言って過言ではない例として、内蔵カメラの操作性があります。
一般の人-カメラのプロでもない人-が、ファインダーを覗いてシャッターを切るという動作から開放されて、画面の中の、自分がフォーカスしたい部分をタップするだけ、ズームさせたいときも画面で指を広げるだけ、というほうが圧倒的に使いやすいのは誰の目にも明らかで「普通の人がシャッターチャンスを逃さない時代」をもたらしたのだと言えます。
プライベートでもすぐにでも持ちたいと思いましたが、制式ツールとして支給してもらえるぐらい営業活動をがんばろう!と気分をあらためた出来事でした。