中国人技術者との交流 エピローグ
前回、来日して開発業務を行っていたITC中国法人の技術者を「左様なら」と見送ったお話を記事にしましたが、今回はこのシリーズの締めくくりです。
前からとても好きな言葉がありまして、有名な言葉なのでご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、このたびの交流でさらにまた好きになった言葉を紹介したいと思います。
宇宙飛行士 サルマン・アル=サウド の「名言」として多くの共感をよんでいるこの言葉です。
最初の一日か二日は、みんなが自分の国を指さした。
三日目、四日目は、それぞれ自分の大陸を指さした。
五日目には、わたしたちの目にはたったひとつの地球しか
写っていなかった。
阪神大震災のときも今回の震災のときも、たとえば憤りを覚えるようなマイナスイメージの話より、すばらしい感動のエピソードをよく聞きます。
性善説も性悪説もどちらも正しいのだとは思いますが、少しでもアル=サウドの言葉を思い出せる場面に多く接することができたら幸せなことだと思います。